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大学って何するところ?

自分から学びに取り組む場所です

「さあ、どうぞ好きなことを勉強してください!!」
突然、こう言われたらどうしますか?
興味のある勉強や、なりたい職業がある人なら“ラッキー”と思うかもしれません。でも「何のために勉強しているのか良くわからない…」という人はこまってしまうはず。

これまで皆さんは、小学校、中学校、高校と10年以上にわたって勉強に取り組んできました。
「教科書に沿って」「クラスのみんなと同じ進み方で」「得意科目も苦手科目もまんべんなく」学んできた人がほとんどでしょう。

ところが、大学は「さあ、好きなことを
自主的に勉強してください」と皆さんに呼びかけてきます。しかも、どう学ぶか、いつまでにどこまで学ぶかは自分次第。だからこそ、自分が大学で何がしたいのか、何のために大学に行くのかをじっくり考えることが大切なのです。

何をしている時が楽しいのか、何に興味があるのか、将来何になりたいのか…。すぐに答えを出せなくても、考えを巡らせてみること。
そうすることが、自分の希望に合った大学と出会うヒントになるのです。


単純な正解だけを追い求めません

これまでの勉強について、暗記が多くて疲れるとか、テストで点を取るためだけに学んでいる、と感じたことはありませんか。

大学にもテストはありますが、学びの過程…ある出来事から課題を見つけ出し、その課題についてどのように考え(調べ)、
自分なりの解決策を提案するか、という一連の流れが重視されるようになります。
単純に正解を追い求めるのではなく、物事の考え方や捉え方を身につけることで、行動力と応用力が備わります。
それは将来どのような分野に進んだとしても役立つ力になるのです。


自分と同じ興味を抱く人が集まっています

もうひとつ、大学で学ぶことの大きな利点は、自分と同じ興味を持った人達と出会えること。
どんなに面白いゲームソフトでもだんだん飽きてくるように、好奇心を持続するには常に新たな刺激を受けられる環境が大切なのです。
大学では、学部→学科→専攻→ゼミ(あるいは研究室)といった、高校よりも細かい区分けで専門的な勉強に取り組みます。

自分が本当に学びたいことに、じっくり取り組めて、しかも“その道の専門家”である先生が、小さな質問でもしっかり受け止めてくれる。
だからヤル気が持続する、というわけです。


保護者の皆様へ

大学進学に直面した時に必要なのは、
「自分のために学ぶ意識」と、大人の視点からのアドバイス


何のために、誰のために?と
話し合うことから、
大学選びはスタートします


「大学って何をするところ?」…多くの高校生は、極めてシンプルながら本質的な疑問と向き合っています。
それは小学校・中学校の義務教育、そして高校進学の場面では考えるまでもなかった「何のために、誰のために学ぶのか?」という疑問の再認識だといえるでしょう。

高校までの教育と、大学教育の大きな違いは「学年・クラスという集団を単位とする教育」から「学生一人ひとりの要求・要望に基づいて組み立てられる個人を単位とした教育」への変化にほかなりません。

つまり「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、本人の学びたいことが基点にあってこそ、4年間の大学生活は実り多きものになります。

「何のために学ぶのか?」という問いには「自己実現のために」。
「誰のために進学するのか?」という問いには「自分のために」。
極めてシンプルながら、本質の部分をしっかりと話し合うことが、「大学選びのスタート地点」になるのです。


本人の自主性を重んじるために、
柔軟な姿勢で、何度でも話し合いを


自己実現のために学ぶなら、自分のために行くなら(あるいはどうせ行くなら)「難関・名門・偏差値の高い大学」と考えがちです。
いわゆる難関大学は入学にそれなりの努力を要するため、社会的な評価を受けてしかるべきですが、「その大学に入ること(試験に合格すること)だけがひとり歩きしていまうと、結果的に「何のための、誰のための進学か?」という本来の目標を見失いかねません。

学びたいことを自主的に学べるかわりに、大学は学ぶことに対する責任を学生に要求します。
「学びへの意欲」「学力」「入学後のビジョン」がバランス良くかみ合っている状態で難関大学を志望するのはすばらしいことですが、「どの学部でもいいから、入学できれば良い」という姿勢で入学できても、良い結果を得られるかは疑問です。
翻って「大学選びを始める」今だからこそ、進学の意欲に迷いが生じた時、学力的なズレに気づいた時は、何度でも寛大に話し合いに応じ、自主的な目標大学の再設定を支援することが大切です。


志願者全員が大学に入学できる
“全入”時代の到来によって


「難関・名門大学に入学できれば良い」あるいはその逆で「どこでも良いから入学できれば良い」。そのような安易かつ短絡的な進学意識を持たないようにするためにも、本人と保護者の皆様に「高校卒業後の進学は、個人の能力を拡張するためのサービスを購入すること」「大学卒業後の就職を考慮すると、その能力は今日の社会のニーズに合致する方が有利」という感覚を持っていただきたいのです。

すでに新聞等で報道されているように、18歳人口の減少によって、進学希望者と入学定員数が一致する大学全入時代を迎えています。
この紛れもない事実は、大学間の生き残り競争にさらなる拍車をかけています。
現在多くの大学が教育をはじめさまざまな改革に取り組んでおり、「難易度」以外の個性が浮き彫りになり始めました。その個性こそ、今日的な大学選びの判断材料になるわけです。




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